令和7年度特別企画展 辰野登恵子展 どこにでもあるものたちのどこにもない世界
- 2025.8/21(木)〜10/19(日)
- 市立岡谷美術考古館
絵画の可能性を追求し、常に新しい挑戦を重ねて日本の現代美術を牽引してきた画家 辰野登恵子(1950-2014)。辰野は油彩やさまざまな技法の版画でよく知られていますが、ドローイングも多数制作しています。本展では主にドローイング作品に焦点を当てて展示いたします。
辰野はどこにでもあるような何気ないものから着想を得て、美しい色や印象的な形が織りなす独創的な絵画を制作しました。たとえば油彩画は、透明の油絵の具が何層にも塗り重ねられ、輝くような色や、不思議な奥行きのある空間、温かみのある絵肌が特長です。また、版画はさまざまな版種を駆使し、それぞれの持ち味を存分に生かしています。これらはいずれも試行錯誤を繰り返し、完璧な画面へと練り上げられていった作品です。
一方、ドローイングには、これらの作品の原型ともいえる側面があります。パステルや鉛筆などを使い、のびのびとしたスピード感のある筆致で描かれ、思い浮かべた形や色をいち早く描き留めたかのようです。まるで辰野が描いている光景が目の前に現れるかのような、新鮮な魅力を持っています。
本展では、そうした辰野のドローイング作品を油彩や版画と併せて展示し、ドローイングならではの魅力をご紹介します。
開催期間 | 2025.8/21(木)〜10/19(日) |
---|---|
開催時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 水曜日、祝日の翌日 |
会場 | 市立岡谷美術考古館 |
Website | https://okaya-museum.jp/archives/7443 |
料金 | 一般580円(420円) 小・中学生290円(180円) ※( )は10名以上の団体料金 ※諏訪6市町村に在住・在学の小・中学生、岡谷市内に在住・在学の高校生は無料です |
---|
関連イベント
講師|南 雄介 さん(美術評論家、キュレーター)
日時|9月20日(土)13:30~
※申込不要、要入館料
会場 | 市立岡谷美術考古館 |
---|---|
住所 | 岡谷市中央町1-9-8 |
電話番号 | 0266-22-5854 |
休館日 | 水曜日、祝日の翌日、年末年始、展示替えによる臨時休館あり(要問い合せ) |
Website | http://www.okaya-museum.jp/ |