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イベント情報

河野扶展 向うからやってくるものー作意を捨てて

「私の作品にはシナリオがない」「画面からいかに作意を取り除くかが、恐らく私の生涯をかけての課題となるだろう」「茶室に懸けて少しの違和感もない油絵を描きたい」

京都第三高等学校から東京帝国大学で数学を学び、数学の教師をしながら生涯を通じて絵を描き続けた河野扶は、1980年代後半、70歳を超えた頃に特異な境地にたどり着きます。

キャンバスに絵具を塗り、乾いては削り、再び塗っては削る繰返しのなかで、画面から作意が抜け落ち、自分の意志ではなく、他の何者かの指示で描かされていると感じる時があると語る作家は、晩年になりこれまで誰も描いたことのない抽象絵画を創り出しました。

第8回「私の愛する一点展」(2008 年)に河野扶作品が出品されたことが契機となり、2013 年に当館で小規模な展覧会を開催しましたが、今回ご遺族及び関係者のご理解を得て、初期から晩年までの全画業を通覧する展覧会を開催します。

戦後の日本洋画界は、西洋から怒涛の如く抽象様式が流入しましたが、そうした外来様式としての抽象の影響を経て、日本人の体質に根差した抽象に至った河野扶芸術を、日本の戦後美術史に位置づけようと試みるものです。


展示の概要

(1) 具象の時代~油彩9点

(2) 独立出品時代~8点

(3) 渡欧、具象回帰~8点

(4) 壁こねを下塗りにした具象~9点

(5) 作意が抜け落ちていく時代~30 点

イベントデータ
開催期間 2021.8/8(日)〜10/17(日)
開催時間 9:30~17:00(最終入館16:30)
※ナイトミュージアム開催日 8/22(日) 9/21(火)は20:00まで延長開館
休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
会場 梅野記念絵画館・ふれあい館
お問い合わせ 東御市梅野記念絵画館・ふれあい館
TEL:0268-61-6161
料金・チケット
料金 一般 800 円(団体 700 円)
※ナイトミュージアム開催日は17:00以降無料

関連イベント

オープニング講演
2021.8/8(日)13:30~
講師:すどう美術館館長 須藤一郎 氏
≪講師プロフィール≫
1936年東京生まれ。東京大学法学部卒。サラリーマンとして勤務しながら現代美術の蒐集をする。
1990年より町田の自宅を開放し、妻・紀子と共に「すどう美術館」を開館(後に小田原へ移転)。同館館長。
現在は、ギャラリー等での展示やアーティスト支援活動などを行っている。
会場データ
会場 梅野記念絵画館・ふれあい館
住所 東御市八重原935-1
電話番号 0268-61-6161
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始、展示替え期間
Website http://www.umenokinen.com/
しなの鉄道田中駅から車で10分、上信越自動車道東部湯の丸ICから車で15分

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